ダ・ル・マ・さ・ん・が・コ・ロ・シ・タ 【完】



“だ・て・ま・り・こ”



今度は平仮名で、もう一度検索。

“指名手配”、”家出人”、”殺人犯”、”失踪人”、”事件”、”事故”……。

思いつく限りのキーワードを追加して調べてみたが、結局どの検索結果にも伊達磨理子は現れない。

「ふあ~あ! もう11時だぜ」

「ウソ!? ……マジか」

あまりに集中しすぎて、時間の経過を忘れていた。

……今のうちに釘を刺しておかないと。

「小泉、今日はもう外に出るなよ! 絶対だぞ」

「…………」

反応がない。

ベッドの方に目をやると、

「ウソ!? ……マジか」

すでに眠っていた。

その危機感のまったくない無防備な寝顔に癒され、

「そーいや、ずっとろくに寝てなかったな……」

と俺も横になった。





           Ж

どうやら俺は電車の運転手らしい。
街並みを駆け抜けていく爽快感を味わったあと、駅のホームへと進入していく。
「ん!?」
まだ遥か先で、黄色い線の外側に立つ人の姿が見えた。
足先は宙に浮いている。
とっさに警笛を鳴らす。
――パアアァァーーンッッ! パアアァァーーンッッ――!
見向きもしない男、横顔だけで、それが誰なのかわかった。
「小泉!? どうして……」
そのとき!!!!

           Ж





 
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