Only my prince
今度は力強く和くんが私を抱きしめる。和くんこんなことしてもらえる立場じゃないよ、私。



和くんをたくさん傷つけたんだもん。もう、和くんの隣にはいちゃいけないんだよ。





「・・・もう、謝らないで。俺、彩音の泣き顔より笑顔が見たい」





「ダメだよ。和くん、私、もう和くんの隣にいられない。信じてあげられなかった。たくさんたくさん傷つけた。悲劇のヒロインぶって何も見ようとしなかった」






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