ダイヤの恋人 〜June bride〜
「緊張してるみたいだね」
「少しだけ……」
繋いでいた手をそっと握り直されて苦笑を浮かべれば、理人さんがほんの僅かに眉を寄せながらフワリと微笑んだ。
「実は、俺もなんだ」
「え?嘘……」
「嘘じゃないよ。瑠花があまりにも綺麗だから、さっきからずっとドキドキしてる」
悩ましげに微笑んだ理人さんが、あたしの耳元に唇を寄せた。
「綺麗過ぎて、眩しいくらいだよ」
甘い声音で囁かれた言葉に、頬がカァッと熱くなる。
「ロビーにいた人達も皆、瑠花の事を『綺麗だ』って褒めてたよ。小さな女の子は、『お姫様みたいだ』って言ってたし」
ロビーで母親と手を繋いでいた碧眼の少女のキラキラとした表情を思い出し、胸の奥がくすぐったくなった。
「少しだけ……」
繋いでいた手をそっと握り直されて苦笑を浮かべれば、理人さんがほんの僅かに眉を寄せながらフワリと微笑んだ。
「実は、俺もなんだ」
「え?嘘……」
「嘘じゃないよ。瑠花があまりにも綺麗だから、さっきからずっとドキドキしてる」
悩ましげに微笑んだ理人さんが、あたしの耳元に唇を寄せた。
「綺麗過ぎて、眩しいくらいだよ」
甘い声音で囁かれた言葉に、頬がカァッと熱くなる。
「ロビーにいた人達も皆、瑠花の事を『綺麗だ』って褒めてたよ。小さな女の子は、『お姫様みたいだ』って言ってたし」
ロビーで母親と手を繋いでいた碧眼の少女のキラキラとした表情を思い出し、胸の奥がくすぐったくなった。