月と太陽
「月沢は、あの席に座りなさい」
瀬戸先生が指差したのは、1番廊下側の列の1番後ろの席だ。
わたしは、足早にその席についた。
席についたと同時に前の席の女の子がクルリとこっちに身体を向けた。
「あたし、栗原麗佳。よろしくね!あたしのことは、麗佳って呼んで!」
わたしはぎこちなく微笑んで「よろしく」と言い返すと、スクールバッグを机の横にかけた。
「わからないことがあったら、あたしに聞いてね!仲良くしましょ」
「あ、ありがとう」
栗原麗佳という彼女は、茶色がかったロングヘアにパーマなのか、巻いてるのかウェーブがかかっている。
化粧もバッチリ決めていて、今時の子という感じだ。
わたしの苦手なタイプかも。
「麗佳〜、しずくちゃんのことイジメるなよ〜?」
そう言ったのは、麗佳の左隣の席の男子。
長めの髪の毛に着崩した制服。
どこにでもいそうな目立ちたがりの男子という感じだ。
「あ〜ら、失礼ね!イジメるわけないでしょ!てか、しずくちゃんだなんて、馴れ馴れしいわよ、祐太!」
「俺、佐野祐太!よろしく、しずくちゃん!」
佐野くんはわたしに向けて手を差し出し、握手を求めた。
わたしは、その手にそっと自分の手を差し伸べる。
彼はギュッとわたしの手を掴むと、ブンブンと大きく上下に揺らした。
手首が取れるかと思うほどに。
瀬戸先生が指差したのは、1番廊下側の列の1番後ろの席だ。
わたしは、足早にその席についた。
席についたと同時に前の席の女の子がクルリとこっちに身体を向けた。
「あたし、栗原麗佳。よろしくね!あたしのことは、麗佳って呼んで!」
わたしはぎこちなく微笑んで「よろしく」と言い返すと、スクールバッグを机の横にかけた。
「わからないことがあったら、あたしに聞いてね!仲良くしましょ」
「あ、ありがとう」
栗原麗佳という彼女は、茶色がかったロングヘアにパーマなのか、巻いてるのかウェーブがかかっている。
化粧もバッチリ決めていて、今時の子という感じだ。
わたしの苦手なタイプかも。
「麗佳〜、しずくちゃんのことイジメるなよ〜?」
そう言ったのは、麗佳の左隣の席の男子。
長めの髪の毛に着崩した制服。
どこにでもいそうな目立ちたがりの男子という感じだ。
「あ〜ら、失礼ね!イジメるわけないでしょ!てか、しずくちゃんだなんて、馴れ馴れしいわよ、祐太!」
「俺、佐野祐太!よろしく、しずくちゃん!」
佐野くんはわたしに向けて手を差し出し、握手を求めた。
わたしは、その手にそっと自分の手を差し伸べる。
彼はギュッとわたしの手を掴むと、ブンブンと大きく上下に揺らした。
手首が取れるかと思うほどに。