夏の桜が咲く。
1人ブラブラ歩いていると
懐かしい場所へ来た
昔よく来た場所
とても見渡しが良くって
景色が綺麗な丘
ほとんど人が来ないような所
「はぁー…」
気が付くと涙が溢れて来た
はじめてここに来たのは
お母さんとお父さんと三人だった
あの頃はまだ 二人とも普通で
幸せだった
辛い事があるといつもここに来ていた
学校が終わってまだ家に帰っていない
私は 鞄から紙をだして
また スケッチをはじめた
その絵には 希望の光は
うつってはいなかった
私はそれもファイルに閉じた