イジワル王子と屋根の下



―…



結局それ以来私と瞬は口を聞くことなく無言のまま帰り、無言のまま夕飯を終え…それから更に一日が経ち、気付けば日時は日曜の夜11時を迎えていた。



腹立つから明日は朝ごはんもお弁当も無し!!

まぁどうせ私の料理なんてなくたってへっちゃらだろうし、私が騒がなければ静かに暮らせるだろうし…。



…あれ、

そう思うと全部、私の独りよがりだ。



私一人で騒いで、ああしよう、こうしよう、って…

瞬が拒まないから気付かなかったけど

…私って、結構迷惑…?




< 144 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop