イジワル王子と屋根の下
―…
「……」
「……」
翌日、朝の食卓にはムスッとした顔が二つ並ぶ。
ひとつは昨夜瞬にからかわれたことをまだ根に持っている私の顔。そしてもうひとつは、キレた私に背中を思い切り蹴られたことに怒っている瞬の顔。
「あー痛ぇ。昨日誰かが蹴り入れた背中が痛ぇ」
「誰のせいよ誰の!!」
「そもそも女が手ぇあげるんじゃねーよ。お前本当女か?」
「手じゃなくて足ですぅー」
「ほら、そういう屁理屈も可愛くねーんだよ」
「うるさいな!」
わるかったわね可愛くなくて!
昨夜から今だ続く喧嘩にイライラしつつ、私はお弁当を包みどんっとテーブルへ置く。