月が見守るその下で
「お前が・・・心配で・・・」

「え?」

予想外の答えに戸惑う。

「や、最近この歩道橋、不審者出るって言ってたからさ。夜だし、お前怖がりだし・・・大丈夫かなって・・・」

私のために・・・

「ほ、本当は送ってこうかなとか考えてたのにおまえ、塾終わったらすぐ帰ったし・・・だから追いかけてきたんだよっ!!」
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