*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「土方さんって、好きな人いないんですかぁ?」

花見の日、総司が聞いてきた言葉。

好きな人・・ねぇ。

いるぜ、誰にも言ったことねえけど。

ほら、今だって俺の気持ちなんて知らずにアイツと笑い合ってるよ。

俺の好きな人には相手がいて、幸せな家庭を築いてる。

だから別に奪おうとかは思ってねえ

「ひっじかったさーん♪」

まあ、今の関係を壊したくないっていうのもある。

だが、一番の理由は・・・

『え・・・?』

いつか告白したときに見せたあの困った顔を見たくないからだ。

俺が想いを伝えたらどうなるかなんてそんなの目に見えてる。

そしたら、言わないほうがいいに決まってる。

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