CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
驚きに満ちたように、次々と質問が飛び交う中、私は時間の許す限り全ての質問に笑顔で答えたのだった


【All of media is time soon.
 Please ask last question.】

「なら、日本で会いたい人は居ますか?」

「どんなコンサートにしたいですか?」

「RURIさんのファンに向けて一言お願いします」


司会進行を務めていたのは私のマネージャーだった

ジェニファーが、マスコミの人達に時間だと言い、私に最後の質問をしてくれと告げるなり、集まったマスコミの人達が一斉に声を上げ出したのだった


「中学や高校の時に出会った友達には逢いたいですね♪
 コンサートは、来て下さった皆様に最高の歌を披露したいと思います
 ファンの皆様には、これからも頑張って良い歌を届けられるよう頑張りたいと思いますので、応援して頂けたらと思います」


用意されたシナリオではなく、自分の気持ちを素直に話す

それが私流のファンへのメッセージだ

最高の歌を届けたい

その気持ちを座席から立ち上がり言い放つと、ゆっくりとお辞儀をした私は会場から出ようと歩き出した


「男遊びが盛んだって言われてますが‥‥
 それについては、どう思われてますか?」


ん?

男遊びが盛ん?


フラッシュを浴びながら、あと少しで会場から出ようとした瞬間だった

男の人の声で、男遊びが盛んだって言葉に私は立ち止まってしまった


【Walk without minding it!!】


ジェニファーが、気にせず歩けと言うが、私は立ち止まってしまったのだ

いつもだったら、私は立ち止まったりしなかった

メディアの戯言

そう気にする事はない

そう思って無視していた

しかし、此処は日本

男遊びが盛んなんて言われて、無視なんて出来る訳がなかった


「今、どなたが仰ったのかしら?
 私が男の人と遊んでるって言うなら、その男の人の名前は?
 ただの噂を鵜呑みにして、日本のマスコミは真実に目を向けないのかしら?
 良い?
 教えてあげる!!
 真実は一つよ
 私は彼氏も作れない程、猛烈に忙しいの
 あそこに居るのが私のマネーシャーなんだけど、休みさえくれないのよねぇ~
 私だって恋がしたいし、今の殺人的スケジュールじゃあ、友達との食事すら分単位なんだよねぇ~
 だから恋人候補さえ居ないんだから、もし私が恋をしたら応援して下さいね♪」



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