CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
いきなり喧嘩腰に言い放つ彼女に、私は言葉を失った
どうやら彼女も篤人の事が好きらしい
腕組みしながら偉そうに私に断言した彼女は、バッチリと決め込んだメイクした目で私を睨むと、態と私の身体に身体をぶつけて通り過ぎたのだった
その拍子で思わず私の身体がよろめいてしまい、何も言い返す事の出来ないまま彼女の後姿を見送るしか出来なかった
それから暫くして、彼女と一緒に篤人が私服姿になって私の元に戻って来た
しかも楽しげに話をしながら‥‥
飛び交う会話は、高校の同級生の話題なのか知らない名前が出て盛り上がっている
正直、詰まらなかった
私の知らない篤人が居るのは分かってる
だからこそ、篤人の事が知りたくて母校に行きたいなんて言ったんだけど、こんな光景を望んでいた訳じゃない
篤人には今まで付き合った人は居ないって事は知っている
でも、好きだった人は居たに違いない
それが、もし藤田信子って人なら?
そう考えると心境は複雑だった
不釣り合い
サッカーの事を何も知らない
そんな言葉が何度も頭の中を過って、私の心を凹ませる
でも、そんな事を悟られる訳にはいかないから平然さを装うが、それでも藤田信子と楽しそうに話している篤人を見るのは辛かった
しかも藤田信子は、私の目の前で態と篤人の腕を触ったりしながら、チラチラ私を見ているのがムカつく
彼女は篤人の同級生
そしてサッカー部のマネージャーだった人
それだけだ
それだけの関係だ
そう何度も自分に言い聞かせるが、それでも芽生えた嫉妬心は抑えきれない自分がいる
だからこそ、この場から逃げ出したくなって来た
「ちょっとトイレに行きたいんだけど、場所は何処かな?」
「トイレっすか?
なら、自分が案内します!!」
不意に通り掛かった生徒に声を掛けた私は、思わずトイレに逃げ出してしまったのだった
部室横にあるトイレ
そのトイレに入ると、私は鏡の前で自分の顔を覗き込んだ
嫉妬に歪んだ顔
それは今にも泣きそうな情けない顔をしている
そんな自分の顔を見つめながら、私はメイクを直した
勿論、バッチリとしたメイクに変身させるでもなく、ファンデとルージュを直すだけの簡単なメイク
そして日焼け止めを塗り、きつくならない程度にローズの香水をコットンにワンプッシュして首と手首に軽く付けた後、漸くトイレから出てグランドへと向かったのだった
すると、まだ篤人の隣には藤田信子が居た
アツって呼びながら、纏わり付くように居る彼女の存在に小さく溜め息を吐き出した私だったが、何事もなかった顔で篤人の元に行き自ら篤人の手を握ったのだった
「ねぇ~
松本君達も帰省してるし、今夜集まらない?」
「悪い‥‥
今回はパスな!!
瑠璃を送って行かなきゃならねぇ~からさ!!」
「えぇ~
せっかくなんだし、RURIさんは電車とかタクシーでも帰れるでしょ?
皆、アツに会えるのを楽しみにしてるんだし‥‥」
「篤人‥‥
私な‥「悪い!!
瑠璃に案内したい場所もあるから、また今度な!!」
どうやら彼女も篤人の事が好きらしい
腕組みしながら偉そうに私に断言した彼女は、バッチリと決め込んだメイクした目で私を睨むと、態と私の身体に身体をぶつけて通り過ぎたのだった
その拍子で思わず私の身体がよろめいてしまい、何も言い返す事の出来ないまま彼女の後姿を見送るしか出来なかった
それから暫くして、彼女と一緒に篤人が私服姿になって私の元に戻って来た
しかも楽しげに話をしながら‥‥
飛び交う会話は、高校の同級生の話題なのか知らない名前が出て盛り上がっている
正直、詰まらなかった
私の知らない篤人が居るのは分かってる
だからこそ、篤人の事が知りたくて母校に行きたいなんて言ったんだけど、こんな光景を望んでいた訳じゃない
篤人には今まで付き合った人は居ないって事は知っている
でも、好きだった人は居たに違いない
それが、もし藤田信子って人なら?
そう考えると心境は複雑だった
不釣り合い
サッカーの事を何も知らない
そんな言葉が何度も頭の中を過って、私の心を凹ませる
でも、そんな事を悟られる訳にはいかないから平然さを装うが、それでも藤田信子と楽しそうに話している篤人を見るのは辛かった
しかも藤田信子は、私の目の前で態と篤人の腕を触ったりしながら、チラチラ私を見ているのがムカつく
彼女は篤人の同級生
そしてサッカー部のマネージャーだった人
それだけだ
それだけの関係だ
そう何度も自分に言い聞かせるが、それでも芽生えた嫉妬心は抑えきれない自分がいる
だからこそ、この場から逃げ出したくなって来た
「ちょっとトイレに行きたいんだけど、場所は何処かな?」
「トイレっすか?
なら、自分が案内します!!」
不意に通り掛かった生徒に声を掛けた私は、思わずトイレに逃げ出してしまったのだった
部室横にあるトイレ
そのトイレに入ると、私は鏡の前で自分の顔を覗き込んだ
嫉妬に歪んだ顔
それは今にも泣きそうな情けない顔をしている
そんな自分の顔を見つめながら、私はメイクを直した
勿論、バッチリとしたメイクに変身させるでもなく、ファンデとルージュを直すだけの簡単なメイク
そして日焼け止めを塗り、きつくならない程度にローズの香水をコットンにワンプッシュして首と手首に軽く付けた後、漸くトイレから出てグランドへと向かったのだった
すると、まだ篤人の隣には藤田信子が居た
アツって呼びながら、纏わり付くように居る彼女の存在に小さく溜め息を吐き出した私だったが、何事もなかった顔で篤人の元に行き自ら篤人の手を握ったのだった
「ねぇ~
松本君達も帰省してるし、今夜集まらない?」
「悪い‥‥
今回はパスな!!
瑠璃を送って行かなきゃならねぇ~からさ!!」
「えぇ~
せっかくなんだし、RURIさんは電車とかタクシーでも帰れるでしょ?
皆、アツに会えるのを楽しみにしてるんだし‥‥」
「篤人‥‥
私な‥「悪い!!
瑠璃に案内したい場所もあるから、また今度な!!」