もっと傷つけばいい
「わかった。

当分は、大人しくしていた方がいいかも知れない。

大丈夫だ、世間は1ヶ月も経てば忘れる。

うん、じゃあ」

ソウは終わったと言うように、スマートフォンを耳から離した。

「ソウ、どうしたの?」

あたしが問いかけると、
「この前発見された白骨遺体なんだけど、気づかれたらしい」

ソウが言った。

「えっ?」

あたしは聞き返した。

「要するに、マスコミに君はまだ生きていることを気づかれたらしい」

言い終えると、ソウは悔しそうな顔をした。
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