もっと傷つけばいい
――もっと傷つけばいい

それは一体、どう言う意味なんだろう。

そう思って口を開いたあたしに、
「――ナギ…」

ソウがあたしの名前を呼んだ。

「――あっ…」

服の中にソウの手が入ってきた。

「――んっ…」

彼にさわられて、あたしの躰がビクッと震えた。

「――ッ、気持ちいい?」

吐息の間を縫うように、ソウの声が聞いてきた。

その声はまるで飴だと、あたしは思った。

甘い飴のようだと、あたしは表現した。
< 67 / 140 >

この作品をシェア

pagetop