もっと傷つけばいい
「――えっ?」

光栄って、一体何が?

何が光栄だって言うの?

そう思ったあたしの目とソウの目があった。

あれ、もしかして酔いが醒めた?

ソウの目はさっきまでのほろ酔い状態じゃなかった。

正常に戻っていた。

「ナギが初めてなら、光栄だ」

「――えっ…ちょっと…!」

動きを止めていた手が、再び動き回り始めた。

「――んっ、ソウ…」

「――ナギ…」

お互いの吐息が、だんだんと荒くなって行く。
< 69 / 140 >

この作品をシェア

pagetop