君と金魚、夜
「じ、じゃああたし、体育館の見回りがあるので…」
その場を去ろうとした。
「私もこれから体育館に行こうとしてたの!一緒に行ってもいい?」
「あっ…はい」
あたしは、遥さんと体育館まで歩くことになった。
「懐かしい、ここの廊下でいろんな話ししたなぁ」
遥さんが言った。
「西森さんは、分かってるよね?」
何を?
遥さんのこと?
遥さんが洸くんの婚約者だって?
「学年トップなんでしょう?察しはいいんじゃない?」