君と金魚、夜
遥さんの第一印象はふわふわしてて可愛い人だった。
だけど今は美しくて聡明で。
「って、そんなに構えないで」
「すみません…」
「謝らないでよ、悪いことしてないんだから」
悪いこと…。
「私の父は過保護でね、未だに彼のことを認められないの。もちろん両家の間じゃ話は進んでるんだけどね」
彼っていうのは洸くんのこと。
「だから彼がちょっと気に触ることをすれば、怒って電話してくるの、私もう24歳よ?笑っちゃうわ」
気に触ること。