この未来を壊して下さい。【完】






「じゃあ、行ってきます。」





そう言って玄関に向かう。





途中でちゃんとスプレーを持って、パーカーを取り家を出る。





エレベーターに乗るまでお見送りされたのは、言うまでもない。





いつ、髪色変えようか、と思うがいい場所がうかばない。





結局公園ですることにした。











このとき私はまだ知らない。





ことが進むのは早いということも、





タイムリミットが近づいていることも。





龍河に対する気持ちの変化にも。





葵が徐々に近づいていることも。





< 238 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop