この未来を壊して下さい。【完】
「食べた、返して」
そう言えばやっと返してくれた“それ”。
「姫羅ちゃんって、いつもそんな食生活なの?」
とても心配そうに聞いてくる祐斗。
「ダメなの?」
そう言って“それ”の成分表を見る。
む~。難しくてわからない。
「いいわけないだろ。これは菓子だ。
どこにアメを昼ごはんだと言うヤツがいる。」
ここにいるでしょ、私が!!
そう思いながらもう一粒取り出す私。
そう、私が昼ご飯にと思い持ってきたのは、来るときにコンビニで買ったアメ。