この未来を壊して下さい。【完】






「食べた、返して」





そう言えばやっと返してくれた“それ”。





「姫羅ちゃんって、いつもそんな食生活なの?」





とても心配そうに聞いてくる祐斗。





「ダメなの?」





そう言って“それ”の成分表を見る。





む~。難しくてわからない。





「いいわけないだろ。これは菓子だ。





どこにアメを昼ごはんだと言うヤツがいる。」





ここにいるでしょ、私が!!





そう思いながらもう一粒取り出す私。





そう、私が昼ご飯にと思い持ってきたのは、来るときにコンビニで買ったアメ。




< 71 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop