不機嫌な果実
私はそこにあった椅子に座り込む。

「あっそ・・・

教室帰らねえの?」


「・・・こんな顔じゃ、帰れないでしょ」

…真っ赤に腫れて、

ヒリヒリするし。

・・・

ジュースで冷やしてれば、

次の時間には、教室、帰れるかな。

なんて思ってたら、

ドカッと。

凌也が私の隣に座った。


「何やってんの?早く戻りなよ。

アンタは何でもないんだから」


「ギャーギャー騒ぐな、うっさいヤツ」

「・・・」


「ちょっと、見せろ」

「何を?」


「叩かれたところに決まってんだろ?」

「ッ!!」


「あ~・・・ちょっと、切れてる」

「ウソ・・・ッ?!!!///」
< 14 / 90 >

この作品をシェア

pagetop