7分の1のスキ。


麻衣がたまたま通りかかった三木くんをでかい声で呼んだ。


さすがに麻衣の声に気づかない人はいないだろう。

三木くんがこちらに向かって走って来た。




「なに?」



交互に見られるあたしと麻衣。


そんななかでおにぎりをひと口。




「えっとね、このコが………エリカちゃんがカラオケ行きたいって…」



麻衣が変なジェスチャーで説明する。


「…いーけど、三組ばっかだよ…?」


三木くんは別にかまわない様だ…



まぁ、あたしも別にいいんだけど……



「やったぁ、ぜんぜんいーよっ。……ありがと、えーっと…__…」


あたしたちの名前がわからないのか、言葉を詰まらす。



「あー、えっと。こっちが麻衣で、あたしがちづる」


「ありがとう。麻衣ちゃんとちづるちゃんっ」


ぺこりと頭を下げて走って行くエリカちゃん。

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