空色の恋
「なぁ聞いてもいいか?」
永遠が遠慮がちに言う
「何を?」
「お母さんのこと」
あーそっか
あたしが学校にいない間
あたしは永遠をこんな事でも悩ませていたんだ
「先に言っておくとね
あたし自身、そのことをもう気にしてないの
それでも永遠には言えなかった
あたしが受け入れている現実と、永遠が受け入れなきゃいけない現実は違うと思ったから」
「うん
分ってるつもり
でも知りたい
俺、澄空のこともっと知りたい
この間、自分は何も知らないんだなって思った
橘にはえらそうなこと言ったけど
結局俺は澄空のこと何も知らなかった」
永遠のまなざしが温かくあたしを包む