視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~
「私…願い事なんて…。」
「君は、願った。だから、ここに来れた。」
私は何も…
何を願った?
大輔は、何を気付いたの?
何を…
「-----っっ?!」
もしかして…
あれも願い事なるの?
そんな…願い事っっ!!
「大輔!!やめてぇ!!!」
叶えさせるわけにはいかない…
きっと、大輔はあのスケジュール帳に、
気付いたんだ…
『山田先生なんて、いなくなればいいのに。』
その”願い事”に…