君に会えたら
「あっそれより!!
このクレープ食べる!!」
私はメニューの
オススメメニューを
指差した…。
「ほんっとありさ恋話
きらいだよねっっ?!
あっあっしもそれ!!」
そう理紗は私に言うと
カバンに手を入れながら
青い顔になった。
「やばっ!!財布…学校!!
定期とか入ってんのに」
「まじ?帰れねーぢゃん」
「あっし取りにいく!!」
素早く立った理紗の
手をひっぱり
「真っ暗じゃん!?
あっしもついてくよ」
理紗は目を真ん丸にし
驚いた様子で大きく
私にうなずいた。
「だいたい理紗ばかすぎ!
学校に財布忘れるとか
ドラマかっての〜」
「つかさあ〜学校って
今開いてんの〜?」
携帯を開き時間を見て
理紗は言ってきた。
「夜の学校とか真剣
あっし無理なんだけど」
すると理紗がいきなり
止まって前の方を
指差した。
「ありさっ!あれ見て!」
理紗の指差した方に
目を向けるとそこには
由香里と男がいた。
「あれ由香里と…誰?」
理紗はおもしろそうに
私に問い掛けた。
「彼氏とか…?」
「あの制服って青葉の
制服ぢゃない…?」
理紗は目を細めて
由香里達を見ている。
「青葉って理紗の彼氏
いる高校ぢゃん!?」
「青葉の誰なんだろ?!
ちょー見たいから
由香里んとこ行こ?!」
目を輝かした理紗は
私の意見も聞かずに
私の腕を引っ張った。
「ちょいたいってば!!」
「いいから早く!!」
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