こらしめ屋
「……さん!おか…さん!」
娘の声が途切れ途切れにしか聞こえず、何か大変な事が起こっているのがすぐにわかりました。
「未来!?どうしたの!?
未来!?」
「た……けて!!たすけてぇー!!ザッ、ザザーー……。」
「未来!?未来!!」
「プーッ、プーッ」
私は急いで家に帰りました。
帰る途中に夫に電話しました。
夫は、
『今、家に帰っているところだ!すぐ行く!!』
と言い、電話を切りました。
夫は私より早く家に着けるそうなのでしたが、何故か不安は高まる一方で、私は帰路を急ぎました。