雨の日に、キミと一緒に創るエロ。
「・・・うん、努力の痕跡は確かにある。 ・・・でも、何コレ。 昭和のAV??」
昨日の努力の集大成を握りしめ、いざ編集部に来たはいいが、またも担当のお気に召さない様子。
「どういう事ですか?? ワタシ、昭和のAV見た事ないんでちょっと分からないです」
昨日借りたのは新しめのDVDだから、そんなに古臭いカンジには描いていないと思うんだけど。
「だからさー。 昭和のAVっつーのは、モザイク使わないで大事なところが見えない様に、すげぇアングルから撮ってコーヒーカップやら花瓶やらでその部分を隠すっつー、高度かつ笑える技術を使ってたわけさ」
昭和のAV監督の技法を事細かく説明する担当が、気持ち悪くて仕方ない。
もう、ボツならボツでいいから帰りたい。
「ワタシ、そんな高度な技術使ってませんけど」
担当の手から原稿を奪い取り、鞄にしまう。