雨の日に、キミと一緒に創るエロ。
「つー事で、アポ取ってやるから、明日流山先生のアトリエに見学しに行って」
担当が『流山、流山・・・』と言いながらスマホをスクロールさせた。
「流山先生って、あの流山登先生ですか?!!」
驚きの余り、スマホ画面を弄る担当の人差指を握って止める。
「他に誰がいんの」
『邪魔。 退けろ』と、担当はワタシの手を振り解くと、アドレスの検索を再開させた。
流山登先生は知る人ぞ知る、エロ漫画業界のトップだ。
そして、この出版社の稼ぎ頭の1人でもある。
そんな流山先生の自宅かつアトリエはこの出版社の近くにある。
都会のど真ん中の一等地。 それはそれはばかデカくて、とんでもなく広いエロ漫画御殿は、知らない人などいないのではないか?? という程有名だ。
「明日、くれぐれも失礼のない様に。 時間厳守!!」
流山先生にアポを取った担当が、ワタシに釘を刺す。
流山先生は、この出版社にとって神様みたいな人だ。
絶対に怒らせてはならない。