マー君(原作)
<5>
ブーブーブー。
何か……音がする。
雫は暗闇の中でその音を探した。
ブーブーブー。
――携帯だ。
そう思い、顔を上げた。
枕元に置いた白い携帯が振動している。
いつのまにか眠ってしまったようだ。
窓の外はすっかり暗くなっている。
雫は掠れる目をこすり、携帯を開いた。
携帯の画面からぼんやりとした光が飛び出し、雫の眠た気な顔を照らす。
明かりのついていない部屋は真っ暗だった。
夜の静けさが部屋を覆い尽くしている。
その中で携帯の明かりだけがぼんやり人魂のように浮かんで見える。
明かりをつけようと思っても、体がだるくて、動きたくなかった。
今は手を動かすだけでもきつい。
少しは楽になったが、まだ胸がむかむかする。
だるい指を動かし、メールを開く。
メールを見るだけでこれほど疲れるとは、思ってもいなかった。
送り主は予想通り、綾だった。
メールの相手はいつも綾だ。
相談役も。
「綾か……」
わかっていても、つい呟く。
こんな時、こうすると少しだけやる気がでるのだ。
ブーブーブー。
何か……音がする。
雫は暗闇の中でその音を探した。
ブーブーブー。
――携帯だ。
そう思い、顔を上げた。
枕元に置いた白い携帯が振動している。
いつのまにか眠ってしまったようだ。
窓の外はすっかり暗くなっている。
雫は掠れる目をこすり、携帯を開いた。
携帯の画面からぼんやりとした光が飛び出し、雫の眠た気な顔を照らす。
明かりのついていない部屋は真っ暗だった。
夜の静けさが部屋を覆い尽くしている。
その中で携帯の明かりだけがぼんやり人魂のように浮かんで見える。
明かりをつけようと思っても、体がだるくて、動きたくなかった。
今は手を動かすだけでもきつい。
少しは楽になったが、まだ胸がむかむかする。
だるい指を動かし、メールを開く。
メールを見るだけでこれほど疲れるとは、思ってもいなかった。
送り主は予想通り、綾だった。
メールの相手はいつも綾だ。
相談役も。
「綾か……」
わかっていても、つい呟く。
こんな時、こうすると少しだけやる気がでるのだ。