マー君(原作)
廊下の両側にも一定の間隔をあけてドアが並んでいたが、吉沢たちが向かったのは、前方に見える赤いドアだった。
他のドアには目もくれずどんどん進んでいく。
その殺風景の中、洋太は周りの光景に圧倒されながら、二人の後についていく。
「貴様も知っているだろうが、マー君ウィルスに感染した人間――マー君信者はこの施設に収容されている。
もちろん、これも掃除のためだ。誰が好きで隔離するか。
彼らは気の毒だが、もはや処分するしかないのだよ」
吉沢の声にコツコツという高い足音が重なる。
「マー君ウィルスの感染方法は貴様の記事に載っている通りだ。
視覚的感染によるものだ。
しかし、ネット利用者全てがこれで感染する訳ではない。感染にはある条件がある。今のマー君ウィルスにはな」
謎めいた言葉を吐きつつ、話を進めていく。洋太はもはや口を挟む気にもなれず、二人の背中を見つめたまま歩き続けた。
「まぁなんにしろ、今の貴様に何を話しても信じてもらえんだろうがな。だから――」
他のドアには目もくれずどんどん進んでいく。
その殺風景の中、洋太は周りの光景に圧倒されながら、二人の後についていく。
「貴様も知っているだろうが、マー君ウィルスに感染した人間――マー君信者はこの施設に収容されている。
もちろん、これも掃除のためだ。誰が好きで隔離するか。
彼らは気の毒だが、もはや処分するしかないのだよ」
吉沢の声にコツコツという高い足音が重なる。
「マー君ウィルスの感染方法は貴様の記事に載っている通りだ。
視覚的感染によるものだ。
しかし、ネット利用者全てがこれで感染する訳ではない。感染にはある条件がある。今のマー君ウィルスにはな」
謎めいた言葉を吐きつつ、話を進めていく。洋太はもはや口を挟む気にもなれず、二人の背中を見つめたまま歩き続けた。
「まぁなんにしろ、今の貴様に何を話しても信じてもらえんだろうがな。だから――」