マー君(原作)
<3>
「それで、その小学校が奴らの本部なの?」
雨は正樹について皆−−黒の仮面がいる倉庫に入った。中では数十人の若い男女が中央に置かれた大きなテーブルに集まり、話し合っていた。
雨が入ってくると、皆静かになり、その内の一人光也が前に出た。彼は真剣な表情で状況を説明する。
「リーダー、目標は○○小学校という所です。調べによりますと、接点と言えるかわかりませんが、上田良一もその学校出身です」
そう言いながらちらっと窓の下で横になっている良一を見る。
「その学校全体がJCOの本部なの?」
雨も良一を見る。彼は変わらず大人しくしている。
「いえ、そこまではわかってませんが、成幸さんはその学校の裏にある物置小屋に連れて行かれたそうで、現在も見張りを立てています」
「物置小屋? 成幸さんはそこから出て来たの?」
「いえ、入ってからかなり時間が経ちますが、今だ。
恐らくその小屋が本部の入口となっていると思われます。
ですから見張りには中に入るなと指示を出しています」
「それで、その小学校が奴らの本部なの?」
雨は正樹について皆−−黒の仮面がいる倉庫に入った。中では数十人の若い男女が中央に置かれた大きなテーブルに集まり、話し合っていた。
雨が入ってくると、皆静かになり、その内の一人光也が前に出た。彼は真剣な表情で状況を説明する。
「リーダー、目標は○○小学校という所です。調べによりますと、接点と言えるかわかりませんが、上田良一もその学校出身です」
そう言いながらちらっと窓の下で横になっている良一を見る。
「その学校全体がJCOの本部なの?」
雨も良一を見る。彼は変わらず大人しくしている。
「いえ、そこまではわかってませんが、成幸さんはその学校の裏にある物置小屋に連れて行かれたそうで、現在も見張りを立てています」
「物置小屋? 成幸さんはそこから出て来たの?」
「いえ、入ってからかなり時間が経ちますが、今だ。
恐らくその小屋が本部の入口となっていると思われます。
ですから見張りには中に入るなと指示を出しています」