マー君(原作)
<12>

「リーダーちょっと来て下さい!」

正樹、光也、亜理紗と再三作戦を確認をしている雨のもとに、黒い仮面をつけた若者が走ってきた。

今雨達はテーブルに学校の見取り図を広げ、話し合っている。

「何だ? 今は作戦の−−」

光也が走ってきた男を注意しようとしたが、雨が手で遮った。

どうやら何か問題が起きたようだ。

その男の様子は尋常ではない。雨は慌てず、ゆっくりその男に聞いた。

「何かあったの?」

すると、男が待っていたかのように早口でまくし立てた。

「だ、誰かが、黒の仮面の情報を漏らしました」

「なんだと!」

光也が怒鳴ったが、側にいた亜理紗が制した。雨は平静を保ちながら更に詳細を聞いた。

「どこに? 誰が漏らしたの?」

「ネットにです。有名な巨大掲示板にです。凪というHNの奴で、掲示板で黒の仮面のことを書きまくってます」

そう言っているとノートパソコンを持った若い女が近づいてきて、テーブルにそれを見えるように広げて見せた。

皆ノートパソコンに映しだされている掲示板に釘付けになる。雨も亜理紗と並んで掲示板の書き込みを見た。
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