マー君(原作)
<15>
「時間は? 凪って子の家まであとどれぐらいかかるの!」
雨はワゴン車の中、大声で運転手を怒鳴り散らした。運転手は大学生のロン毛の男だった。髪を赤く染め、ピアスをしている。彼は猛スピードで街中を飛ばしていた。
「雨、あなたらしく、ないわね。どうか、した?」
後部座席に座る雨と亜理紗。助手席には光也が乗っている。手には銃を構え、安全装置を外している。皆今は仮面を外していたが、光也だけはまたすぐに顔につけた。
「リーダー、らしくありませんねぇ。取り乱すなんて」
光也と亜理紗が心配そうに雨に言う。しかし、雨は聞いてなかった。時間が経つにつれ、凪の身が心配になってきたのだ。雨は海岸が見える車外を睨みながら、呟いた。今ワゴン車は海岸沿いに走っていた。右手に低い堤防が見え、左手に民家が並ぶ。
「いつも通りよ。仕方ないわ、こうなったら」
苛立ちながら赤い携帯電話を取り出す。そして素早く番号を呼出し、電話をかける。隣でその様子を見ていた亜理紗がすかさず止めに入る。
「時間は? 凪って子の家まであとどれぐらいかかるの!」
雨はワゴン車の中、大声で運転手を怒鳴り散らした。運転手は大学生のロン毛の男だった。髪を赤く染め、ピアスをしている。彼は猛スピードで街中を飛ばしていた。
「雨、あなたらしく、ないわね。どうか、した?」
後部座席に座る雨と亜理紗。助手席には光也が乗っている。手には銃を構え、安全装置を外している。皆今は仮面を外していたが、光也だけはまたすぐに顔につけた。
「リーダー、らしくありませんねぇ。取り乱すなんて」
光也と亜理紗が心配そうに雨に言う。しかし、雨は聞いてなかった。時間が経つにつれ、凪の身が心配になってきたのだ。雨は海岸が見える車外を睨みながら、呟いた。今ワゴン車は海岸沿いに走っていた。右手に低い堤防が見え、左手に民家が並ぶ。
「いつも通りよ。仕方ないわ、こうなったら」
苛立ちながら赤い携帯電話を取り出す。そして素早く番号を呼出し、電話をかける。隣でその様子を見ていた亜理紗がすかさず止めに入る。