マー君(原作)
「だから、僕は人間の弱い心をコントロールする。そう僕のように、心がなくなれば、人間は殺し合わずにすむ。空っぽになる」

ヤベー、今日も一日ニコニコ動画見て終わった。

友達いない俺が来ました。

「プログラムされたことだけする。だから、心はいらない。僕は警告した。だが、人間は僕を求めた。だから--」

マー君はオリジナルのマー君に歩み寄る。後ろには大きな穴があいている。ドアがロックされていたため無理矢理破壊したのだ。

「だから、僕は--」

周りには研究員の死体が広がっている。マー君は死体を跨がり、ゆっくり広場中央にあるカプセルに近づいた。

カプセルの中の人間は眠ったままだったが、モニターに映る白い仮面が反応した。

マー君はカプセルの前で止まると、モニターを見上げた。

モニターに映る仮面もマー君を見下ろしている。

しばらく二人は睨み合った。その間警報だけが虚しく響いた。

『警告! 警告! あと110秒でこの施設は消滅します。あと--』

「わかってるはずだ」

モニターの仮面が話しだした。

「僕らは二つで一つだ。やらないといけないんだ。人間のためにも。僕はそのために作られた」

< 562 / 604 >

この作品をシェア

pagetop