マー君(原作)
<18>

「くそがあああああああ!」

正樹は声を張り上げ、二階を駆け上がっていた。二階から白い仮面をつけた軍人が銃を向けて迫ってくる。それを正樹一人で次々と撃退していく。

「お前らああああ! なんで、なんで!」

正樹は階段の踊り場に上がると、片手で手摺りを掴み、無理矢理体の向きを変え軍人の銃をかわす。

そしてそのまま二階にいた三人の軍人の内二人の仮面を撃ち抜き、勢いを殺さず、残りの一人が引きがねを引く前に体当たりした。

「お前らは! こんなことができるんだああああ!」

体当たりして倒れた軍人に跨がり、仮面をおもいっきりなぐり破壊した。

「許さねぇ! 許さねぇぞ!」

正樹は後から階段を上がってきたチームを無視して、まだ二階にいた感染者に突進した。

二階も一階どうよう血の海が広がり、その中を感染者がうろついている。その光景を見ていると、正樹は全身の血が熱くなるのを感じた。

気付いた時には獣のごとく感染者に突進していた。

凄いスピードで左右に移動しながら銃を構え、次々と仮面を撃ち抜いていく。

一人、二人、三人次々と倒れていく。それでも正樹は止まらなかった。大声を上げながら突進していた。

肩を撃たれたが構わず突進した。
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