赤い糸の約束
本当は生きたいくせに…。
でも、それができないのがこの世の流れ。
「私は、恩返しはできなかったけど、どんなことがあっても忘れない。
忘れろなんて言われても絶対にこの恩は忘れないッ
むこうでもお梅さんと幸せにならなきゃ許さない。
それからっ…」
少しでも最期を伸ばしたい。
伝えたい事だってたくさんある。
それなのに今に限って何も出てこない。
「それから…「月華」
その声は私に「もういい」と言っているようだった。
「お梅が寂しがっている、」
私は唇をかみ締め微笑んでいる貴方に刃を向けた。
「幸せでしたか?」
「あぁ…」
返事を聞き、私は彼の心の臓を突いた。