Ending Note
「……パパ? まだ何かあるの?」
さっきリビングで話したこと――……
あれにはまだ、続きがあったんだ。
なかなか自分の部屋に戻ってこない虎太郎。
何かを話そうとしているパパ。
あたしは大きく深呼吸をしたあと、覚悟を決めた。
「いいよ。言って?」
「……今の病院、ホスピスも併設していてな。先生から、お母さんをそこに移そうかっていう話があった」
「ホス……ピス?」
「ただ、ホスピスに入るには条件があるんだ。お母さん本人に余命宣告をした上でホスピスに移ることを承諾してもらわないといけない」