消えた同級生【玩具の女編】
「…だから、誰かに頼んで襲っちゃえば?って言ったの。大人しくなるんじゃない?」

襲う?蒼湖を?考えたこともなかった…

言うことをきかせる…

そうか、そういう手があったのか!

「それ、良いかもしれない!」

「でしょ!?でもヒーロは参加しちゃダメだよ!」

アスミが抱きついて来たけど、俺はその計画から頭が離れなかった。




俺はその日から蒼湖を襲いたくて仕方がない衝動に駆られた。


アイツが俺の言うことを聞く…

果たしてそんな事は可能なのか?

いや、可能にするんだ!

どんな汚い手を使ってでも、食ってやる。

俺の言うことをきかせてやる!

今度は俺の番だ…

お前を苦しめるのは……









そう、そしてあの日…


あの雷の日
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