キミと生きた時間【完】

その花が自分の分身のように思えた。


友達をかばいいじめられるようになったあたし。


他のみんなのようにいじめに参加しなかったという理由だけで、あたしはみんなと『違う』というレッテルを貼られた。


そして、悪口を言われ、仲間外れにされた。


ただ、ほんの少しのきっかけであたしは地獄に叩き落されたんだ。


花壇の中ではなく、ほんの少しだけずれた場所に咲いてしまった花。


ほんの少しだけみんなと違う意見を言ったあたし。


やっぱり、あたしはあの花に似ている……。


その日から、あたしは毎日欠かさずその花に水をあげた。


そのせいか、その花は踏まれても蹴飛ばされてもいつも綺麗な花を咲かせていた。
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