キミと生きた時間【完】
「ずっと話しかけたかったって言っただろ?これで冗談じゃないって信じてもらえた?」
彼は少しだけ勝ち誇ったようにあたしを見つめる。
そして、こう付け加えた。
「これからは一緒に水をあげよう。もちろん、嫌じゃなかったらの話だけど」
「何それ……」
あたしがそう呟くと、彼は一瞬不安そうな顔をした。
だけど、彼の顔はすぐににじんでよく見えなくなる。
彼の一言があたしの涙腺を崩壊させたから。
「うぅ……っ……うぅぅ……」
「うわっ!!ご、ごめん。無神経なこと言った?えっと、ずっと見てたっていうのは、別にストーカー的なことじゃなくて」
あたしがボロボロと涙を流す理由に気付いていない彼は慌てふためく。