キミと生きた時間【完】
「焦げ焦げの卵焼き」
「え……?」
お母さんが不思議そうに聞き返す。
「足のちぎれたウインナー」
「里桜……何を言ってるの……?」
「汚い形の唐揚げ」
「ねぇ、里桜……」
お母さんの声が動揺で震えている。
それに気付いていながら言葉を続ける。
「アンタみたいって言われたの」
焦げた卵焼き、足のちぎれたウインナー、何かよくわからない汚い形の唐揚げ。
「……――あたしがお弁当をひっくり返したんじゃない。おっちょこちょいだからじゃない!お弁当をひっくり返されたの!!」
そう叫ぶと、自分の中で何とか必死で抑えていた感情が爆発した。