キミと生きた時間【完】
『ちょっと、出かけてくるね』
どこへ行くのかと心配そうにしていたお母さんに適当な理由をつけて、あたしは神社へ向かった。
いつもよりも遅い時間。
宇宙君がいるかどうかは分からないけれど、神社へ向かうあたしの足は止まることはなかった。
陽が傾きかけ、あたりが薄暗くなる。
神社の鳥居をくぐり、いつもの階段目指して足を進めると、階段に座る宇宙君の姿が目に飛び込んできた。
「……――宇宙君!!」
よかった……。まだいた……。
ぼんやりと空を見上げている宇宙君の姿が何故か心細く感じて、あたしは思わず声をかけた。