冷酷社長の極上の愛②
なんだか不安だったけど・・・

「わかりました、お伺いします」

「・・・ありがとう、それじゃあ」


「…失礼します」

…ゆっくりと携帯をベッド脇に置く。

ずっと見守っていた宗吾が、

私をそっと抱きしめた。


・・・

「どうかしたのか?」


…内密。

その言葉が脳裏をよぎる。


「光輝さんからでした・・・

言い忘れた事があったみたいで・・・

だからそんな顔しないでください。

そんな心配そうな顔されたら、

困っちゃうじゃないですか」


私は嘘をつく。

言葉もこの笑顔ですら、嘘をつく。

胸が苦しいけど、

内容が分からない今は、

言う事は避けていたい。

だから少し待って・・・

分かったら、必ず話すから・・・
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