冷酷社長の極上の愛②
「光輝は亜紀の携帯番号知ってるはずだよな?」

鋭い指摘に、ドキッとする。

・・・

「私の番号を間違って消したとか・・・

分かったから連絡したって」


「・・・そうか」


「宗吾さん」

・・・

私はそれ以上何も言わず、

宗吾を抱きしめた。

・・・

宗吾ももう、何も言わずに、

私を抱きしめ返す。


「今夜はゆっくり休め」

「・・・はい」

・・・

不安をかき消すように、

私は宗吾の体を抱きしめ、

ギュッと目を瞑った。

・・・

何も起こりませんようにと、

願いながら・・・
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