オアシス・カフェ〜三人のプリンス〜
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数日後のオアシス・カフェ。
「あの、すみません」
「はい」
「も、もしよかったら、連絡先交換して頂けませんか?」
顔を真っ赤に染める女子大学生。
店中の視線が、声を掛けられた卓人さんに集中している。
「あー…すみません。そういうのはちょっと…」
「そうですか…」
カウンター内で、ホッと安心する私。
卓人さんの彼女になれたからと言って、卓人さん目当てで来るお客さんが減るわけじゃない。
卓人さんが声を掛けられる度に、私は内心不安で仕方がなかった。
だって、声を掛ける女性は、皆大人で色っぽくてスタイルだって抜群。
高校生で童顔の私なんて、全然敵いっこない人達ばかりだから。
卓人さんのことは信じてるけど、自分に自信なんてないもん。
それに、最近の卓人さんは女のお客さんに対して、少し優しくなった。
昔みたいに冷たくあしらわないし、時折笑顔だって見せる。
それがたまに、嫌で仕方がなかったりする。
ただのヤキモチだけど…