キライノカケラ
「ビックリしたよ~ヒロ・・・・」

ヒロは私立の高校へ行ったはずだったけど
どうみても高校生っていう感じじゃなかった。

「学校やめたし 自由にやってんの」

「そうなんだ・・・・」

「相変わらず真面目そうなのに ずいぶん遅くまで
うろついてるんじゃない?」

「散歩だよ 散歩~」

「散歩か~学校はどう?」

「うん……楽しくないよ」

楽しくない
今思えば 違う学校に行ってれば
こんなに辛い思いもしなくてよかったのに

「無理してあんなとこ行くからだよ~」

「だね~無理した甲斐もないよ ほんとに」


ため息をついてしまった。


車が爆音を立てて近づいてきた。
思わずアタシは 耳をふさぐ


その車が停まると ヒロが

「彼氏なんだ~」と笑った。

「そう」

違う世界の人に見えた。
でも幸せそうに笑うヒロがうらやましく感じた。


「またね」

そう言うと ヒロは助手席に乗り込んで
手を振った。


バイバ~~イ・・・・・
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