幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
学校につけば突き刺さる視線。
そんなこと気にする様子もなく
堂々と歩く大雅。
「瑠奈」
「な、なに?」
「なんでそんな俯いてんのかなぁ?」
「え゛…そ、そうかな?」
なるべく生徒たちに
顔を見られないためだし!
「ほら、こっち向けよ」
そう言ってあたしの肩に腕を回し、
顔を覗き込んでくる。
「…………」
余計顔あげれないって。
「おいチビ、聞いてんのかよ」
「………っ」
俯きすぎて大雅の顔は見えない。
だけどあたしの困る様子を見て
さぞかし楽しそうな顔をしてるに違いない。