毒舌に惑わされて
葉月は高校卒業後、調理師免許を取るために調理専門学校に進学した。葉月は高校時代から付き合いで、葉月はその頃時からよく料理をしていた。

自分のお弁当はもちろん作ってきていたし、たまにクッキーとかお菓子を作ってきてくれたこともある。

そんな葉月とマスターは調理専門学校で出会った。1つ年上の優しい旦那さんはここでゲットしたのだ。

専門学校卒業後、葉月もレストランで働いていたけど、結婚退職をした。


「いずれ2人で店を持つのが夢なんだよね」


マスターと葉月は微笑み合う。

『fantasy』で働くマスターは雇われマスターである。

オーナーはマスターの従兄で、その従兄はバーの他にもレストランをいくつか経営していて、マスターはレストランに勤務していたこともある。


「2人で見る夢が同じなんて、素敵だね。お店出来たら、あたしを一番に招待してね。すごい楽しみだなー」


「莉乃、図々しいな。一番だなんて。俺が一番に決まっているだろ」


出たよ…俺さま聖也が。
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