毒舌に惑わされて
「聖也、莉乃ちゃんに八つ当たりするなよ。莉乃ちゃんは葉月(はづき)の友だちなんだし」
「へー、姉ちゃんの友だち? じゃ、お前もしかして姉ちゃんと同い年なの?」
このイケメンは親友葉月の弟らしい。…ということは、絶対に私より年下。
いくらイケメンだからって、年下にお前呼ばわりされるは許せない。
「そうよ、私は葉月と同い年。あなた、葉月の弟なら私より年下よね?そんな人にお前なんて呼ばれるのムカつくんだけど。やめてくれない?」
「へー。かわいい顔していると思ったのに、意外に年いってるんだね」
聖也は、人の話を聞いているのだか聞いてないのだか分からない返事をしてきた。しかも年いってるとか言うし。そんなこと分かってるってば!
あれ? でも、かわいいとか言ってた?
いや、きっと聞き間違えだ。
ジントニックを飲み終えた私はマティーニをオーダーし、すぐに置かれたそれを一気飲みする。アルコール度が高いカクテルは喉が焼けるように熱くなる。
「ゲホッ」
思わずむせてしまう。
「へー、姉ちゃんの友だち? じゃ、お前もしかして姉ちゃんと同い年なの?」
このイケメンは親友葉月の弟らしい。…ということは、絶対に私より年下。
いくらイケメンだからって、年下にお前呼ばわりされるは許せない。
「そうよ、私は葉月と同い年。あなた、葉月の弟なら私より年下よね?そんな人にお前なんて呼ばれるのムカつくんだけど。やめてくれない?」
「へー。かわいい顔していると思ったのに、意外に年いってるんだね」
聖也は、人の話を聞いているのだか聞いてないのだか分からない返事をしてきた。しかも年いってるとか言うし。そんなこと分かってるってば!
あれ? でも、かわいいとか言ってた?
いや、きっと聞き間違えだ。
ジントニックを飲み終えた私はマティーニをオーダーし、すぐに置かれたそれを一気飲みする。アルコール度が高いカクテルは喉が焼けるように熱くなる。
「ゲホッ」
思わずむせてしまう。