時猫
「山崎や山南もここに残る。屯所にいて古高を奪還させないのも、大事な仕事だ。お前にも、それを任せる」
「……っ」
「じゃあ、行くぞ」
まだ何か言いたそうな椿を残し、土方は立ち去ろうとする。
近藤も、その後を追った。
「椿さん…」
「ごめん、沖田さん」
「どうして貴女が、謝るんですか」
「沖田さんを、守りたかったのに…」
「…え?」
疑問符が沖田の頭に浮かぶが、椿は小さく息をついて、自室に戻って行った。