時猫
「……殺風景…」
その後私は、沖田さんに連れられ、部屋に入れられたんだけど…。
何もない。
あるのは、部屋の隅の机と…。
掛け軸と、花くらいだ。
「ふぅ…」
今までより、こっちの質素な感じの部屋の方がいい。
でも…。
「お父様、お母様…。翔太…」
何故か、恋しくなる。
「……はあぁ…」
いつになったら、戻れるかな?
あの脇刺しも、沖田さんに没収された。
…そりゃ、そうか。
私は、もう何も考えたくなくて、明日目が覚めたら平成に戻ってると信じ、布団を敷いて眠りについたのだった。