時猫
「沖田さん。あっち向いてほいやろう」
「…あっち向いてほい?」
流石にそれは知らないみたいだ。
「勝った方が、上下左右のどれかを指して、負けた方も、どこかを向くの。それで当たったら勝ち!」
「面白そうですね」
…そうして、かれこれ何分もやっていた。
「あっち向いてほい!」
「やった!勝ちましたよ!もう一回やりましょう!」
「…まだやるの?」
眠気が椿を襲う。
瞼が重くなってきていた。
「もー…。寝るわ」
その場を立ち上がり、布団を敷き始める。